ソフトバンク若手中継ぎ陣の無失点リレー V争い&勝敗を左右する場面での貴い事実
【記者コラム/#好球筆打】 ◆オリックス0―3ソフトバンク(15日、京セラドーム大阪) 優勝に突き進むチームと、そうでないチームとの差。試合中の両軍ベンチを見ていると、それが如実に表れていた。 ■大津が試合前に談笑するのは投球フォームが似ていると言われる〝あの投手〟【写真】 特に3点が入り、勝敗がほぼ決した延長12回だ。ホークスベンチはほとんどの選手が身を乗り出して試合に入り込んでいるのに対し、オリックスは大半の選手がベンチに腰を下ろしていた。 もちろん、それは仕方ないことでもある。逆の立場なら、ホークスベンチもそうなっていた可能性は高い。だからこそ、この時期に優勝を争える位置にいられるというのは幸せなことなのだ。そんな思いに駆られた。 さて、肝心の試合は2軍再調整を経た先発大津が8回3安打無失点と好投し、短期決戦での先発入りへ向けて猛アピールとなった。首脳陣も一安心といったところか。 一方で、その後の4イニングを無失点に封じた中継ぎ陣の奮闘も見逃せない。中でも延長11回から登板した長谷川、尾形、岩井は、戦列を離れている松本裕、藤井、津森らと比較すると格段に経験値が乏しいだけに、優勝争いのさなか、勝敗を左右する場面で無失点に抑えた事実は貴い。 「現状は(離脱する中継ぎ陣が)戻ってきた場合、そうでない場合を両にらみでやっている。そういう意味でも、今日は本当にみんないい投球だった」。倉野投手コーチにとっても満点の無失点リレーとなったようだ。(石田泰隆) 【#OTTOホークス情報】 【おすすめ記事 小久保監督一問一答完全版】 「今日、俺冴えてなかったので」【▼一問一答完全版は下記関連リンクからから▼】
西日本新聞社