【巨人記録室】ヤフーレに完封負け 初顔合わせはボルシンガー以来13人目の屈辱 無四死球は初
◆JERA セ・リーグ 巨人0―9ヤクルト(29日・東京ドーム) 巨人が9連戦最後のヤクルトとのカード初戦で今季最多9失点を喫し完敗した。右腹直筋の筋損傷から復帰登板となった先発のフォスター・グリフィン投手(28)が初回に4点を失うなど4回11安打8失点。序盤から大量リードを追う展開となった打線は初対戦の新助っ人右腕・ヤフーレの前にわずか94球で3安打完封負けした。 【動画】阿部監督が岡本和真と並んでバッティング * * * 【記録室】巨人は初対戦のヤフーレ(ヤ)に無四死球で完封負け。巨人が初顔合わせの投手に完封負けは、18年6月16日のボルシンガー(ロ)以来13人目、無四死球は初。ヤクルトの投手に喫したのも初めてだ。 5回に岡本和、坂本の連打で一、二塁としたが、続く萩尾が併殺打。走者を二塁に進めたのはこの回だけだった。安打は7回の佐々木と合わせて3本。打席に入った打者が29人は、初対戦で完封を許した投手13人中、最も少ない。 投球数も13人の中で最少の94球。100球未満は初めて。巨人打線は11人の打者が2球目までに打ち取られるなど、6回と8回の攻撃はわずか6球で終了。29人の打者でカウントが3ボールになったのは、丸と吉川の2人しかいなかった。 ちなみにヤフーレは米大リーグで4試合、マイナーでは98試合の先発で完投が1度だけ。日米通じて初めての完封勝利を巨人が献上した。(阿部 大和)
報知新聞社