桐谷健太 週刊誌敏腕記者役でゴシップ暴く 芸能界スキャンダル題材「情報のあり方」に迫る
俳優の桐谷健太(44)が、10月7日スタートのテレビ東京系ドラマプレミア23「Qrosの女」(月曜、後11・06)に主演することが20日、分かった。桐谷は同局の連続ドラマ初出演、初主演。小説「ストロベリーナイト」などで知られる、誉田哲也氏(55)の同名小説を原作に芸能界のスキャンダルを題材とした“ゴシップエンターテイメント”に挑む。 【写真】「Qrosの女」書影 桐谷が週刊誌記者として“ゴシップの真実”に迫る。「本当に怖いのは人間の欲望だ」とコピーが付けられた同作。情報があふれる現代において、スクープを追う記者と、撮られまいと逃げる著名人の戦いが、やがて芸能界だけではなく、読者である一般社会をも巻き込んでいく。 桐谷が演じるのは芸能界のスクープを連発する週刊誌の敏腕記者・栗山孝治。過去の体験からあるトラウマを抱えており、ゴシップ記事で芸能人が失脚し、人生がエンタメとして消費されていくことを冷めた目で眺めていた。だが、世間で話題となっている、ファッションブランド「Qros」のCMに出演する謎の女性の正体を暴こうとする中で、女性との出会いをきっかけに思わぬ事件に巻き込まれていく役どころだ。 桐谷は近年、記者や情報屋役を演じることが多かったといい、今回のオファーを受けて「今の世の中が抱える情報のあり方が、表現として大きなテーマになる時代なんだなと、勝手に感じています」と感慨に浸った。 トラウマを抱えて、膨大な情報の中でもがく主人公を演じる桐谷。「自分が犯した過去や、情報が持つ包容や狂気、葛藤を抱えながらも喜びも感じてしまうという正義の中から、何を選びつかみ取るのか、その道のりを楽しみにしています」と、自分への期待を口にした。