自転車のタイヤがすぐにパンクします。修理代などの維持費がかかるため「シェアリング」を検討していますが、費用はおさえられるのでしょうか?
自転車シェアリングの特徴と費用相場
自転車のシェアリングとは、専用のステーションやポートに設置された自転車を、必要なときに借りられるサービスです。スマートフォンのアプリから簡単に予約でき、複数のステーションやポートにて24時間、貸出・返却が可能なケースが一般的です。 また、運営会社が定期的にメンテナンスをするため、手間がかからず維持費も必要ありません。シェアリングサービスの主な料金プランは、以下の通りです。 ・1回ごとの利用 ・1日パス ・月額会員 料金体系はサービス、地域、運営会社によっても異なります。1回ごとに利用する場合は基本料金が決まっており、決まった時間(分)が過ぎるごとに、料金が追加されるパターンが一般的のようです。 シェアリングの年間コストを試算するために、以下のような利用パターンを想定しました。 ・平日の通勤利用(片道40分):20日/月 ・休日の買い物利用(片道20分):4日/月 【月額プラン3300円、追加料金165円/30分の場合】 (※月額プランの場合は、1回の利用時間が30分以内なら無料。超えた場合は30分延長ごとに165円を追加) 基本料金:3300円×12ヶ月=3万9600円/年 追加料金:165円×2回×20日×12ヶ月=7万9200円/年 合計:11万8800円/年 使用頻度があまり多くない場合は、月額プランを利用するよりも、1回ごとの利用にした方が月々の費用が安くなるでしょう。
自転車を所有するとメンテナンスや維持費が必要だが、使用頻度が多い場合はシェアリングよりも安くなる可能性が高い
自転車シェアリングの年間コストは、利用する頻度や時間によっても変動しますが、追加料金がない場合でも、年間数万円のコストがかかる場合があります。 一方、自転車を購入すると、パンク修理代以外にもメンテナンス費用が必要になります。しかし、頻繁に利用する場合や長距離を移動する場合は、長い目で見ると経済的かもしれません。 短距離の移動が多い、利用が不定期であるといった場合は、シェアリングの方が便利かつ経済的でしょう。 また、自転車の保管スペースが限られている都市部での利用や、複数の場所で自転車を利用したい場合も、シェアリングが適しているといえます。自分の生活スタイルにはどちらが適しているのか、よく考えて選択することが大切です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部