【J1川崎の新ダブルボランチが奏でた勝利への鼓動(1)】山本悠樹が明かす「うまくいかないといろいろと見失いがちになる」の苦しみを乗り越え……「とにかく自分のよさを消さないように」
不意に言葉が途切れた。アルビレックス新潟に5-1で大勝した、27日のJ1リーグ第32節を終えた直後。ホームのUvanceとどろきスタジアム内の取材エリアで、川崎フロンターレのMF山本悠樹の涙腺が決壊しかけた。 ■【動画】山本悠樹が左右を見比べながら、冷静なパスでアシスト! 川崎のエリソン、股抜き豪快ゴール!■ 今シーズンにガンバ大阪から完全移籍で加入した26歳は新潟戦で、3月9日の京都サンガF.C.戦以来、実に202日ぶりに先発フル出場を果たしていた。 「話せば長くなりますけど、受け入れ難いことがたくさんあったし、きついと思うことも多くて……そういうときに支えてくれた人たちに、本当に感謝したい」 ゲームメーカーとして大きな期待を背負い、インサイドハーフとして先発した湘南ベルマーレとの開幕戦で川崎は2-1で勝利した。しかし、その後は先発した試合で5連敗を喫し、第11節以降は背中痛で6試合続けてベンチから外れた。 リーグ戦では現時点でベンチ外が16回と、出場試合数を上回っている。昨シーズンはガンバで副キャプテンを務め、さらなる成長を求めて川崎へ移ってきた山本は、こうした数字を「受け入れ難い」や「きつい」と感じていたのだろう。
■「とにかく自分のよさを消さないように」
それでも、山本は川崎での日々を「腐らずに済んだところがある」と振り返る。家族やクラブスタッフとともに、山本を支えていたのがMF瀬川祐輔だったという。照れくさい思いを苦笑いで覆い隠しながら、山本が感謝の言葉を紡いだ。 「瀬川くんは瀬川くんなりに苦しんでいるはずなのに、いつも楽しそうにしてくれていてすごく助かりましたし、いい感じの距離感で声をかけてくれました。あまり面と向かっては言えないですけど、瀬川くんには感謝したいと思います」 湘南から加入して2シーズン目の瀬川は、MF登録ながら不慣れなサイドバックやウイングで奮闘していた。それでも穏やかな笑顔を常に絶やさない。心をなごませてくれた立ち居振る舞いを思い出した山本は、図らずも涙しそうになった。 中盤の底にアンカーを配置する形から、左右にボランチを並べる形へ本格的に移行した後半戦。その一角を担ってきた大島僚太が、名古屋グランパスとの前節で負傷退場。中4日で迎えた新潟戦で、山本は川崎で9度目の先発に指名された。 「うまくいかないといろいろと見失いがちになるので、とにかく自分のよさを消さないように、苦しいなかでも自分が取り組むべきプレーをずっと模索してきました。別に誰かのリザーブでいようと思ってもいないし、その意味でもあまり外野の声には惑わされずに、自分がやるべきプレーをやり続けようと考えてきました。今日はいつも通り落ち着いてプレーするのと、それでも絶対に緊張するし、ミスもするだろうし、うまくいかない場面もあるので、それも受け入れよう、と」
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