更なる発展

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　一方で、従業員の労働環境の改善にも取り組みました。実はこの会社はもともと休日が少なく、休憩もあまりとれないということで、労働環境のよくない会社として地元では知られていたというのです。 　その悪評を変えようと、勤務時間内にちゃんと休憩をとってもらい、有給休暇も積極的にとるように促しました。社会保険労務士とも契約して、労働環境が労働基準法などに則ったものになっているか、チェックしています。 　労働環境の改善と同時に20人ほどの従業員全員と一対一での面談も行いました。丁寧に声を聞いていくと、従業員がどんなことに不満を抱えているかがわかってきました。前社長はコミュニケーション手段として、交換日誌を従業員に書かせていたのですが、これは不評だったので廃止しました。 　また、昼食時間が45分間しかなかったので、これを1時間にして、私も食堂で従業員とおしゃべりするように心掛けました。わずか15分の違いですが、これで圧倒的に会社の風通しがよくなり、従業員の私に対する警戒心もかなり和らいだので、やってよかったと思います。 　『ほっとくだけで年30万円の副収入…経営のプロが明かす、「現実的」かつ「稼げる」意外な手段』に続く