海外メディアも日本の番狂わせを続々報道「感動火花」「評論家の度肝抜く」
ただ「日本について、これまで聞いていたことを信じてはいけない」と、戦前の下馬評から一変した試合内容は絶賛した。 「ワールドカップが始まる直前にハリルホジッチ監督が解雇され、今大会に向かう中で、ぞんざいに書かれてきた選手たちは、まるで別チームだった。日本は大変面白いチームだった」 そして、「試合の大半を10人相手に戦ったとはいえ、それ以上に良いチームだろうとわかるプレーの側面が見られた。大迫はリードを奪う前にエリアに向け2つの大きな走りを見せ、香川は、終始生き生きとしていた。試合開始時点で油断していたコロンビアの守備陣を捕まえようとした動きは賢いプレーだった。もはやポーランドやセネガル相手に(日本が負けるという)結果を決めつけてはいけない」と日本を評価した。 またグループHの1、2位チームは、イングランドのいるグループGの1、2位とベスト8をかけた決勝トーナメントの一回戦で対戦するが、「この結果は、グループHを揺らした。(1位通過が)安泰とされていたコロンビアは、イングランドがグループG を2位で通過すれば16強で顔を合わせると考えられてきた。だが、今グループHは混戦となり、イングランドの相手が、日本、セネガル、ポーランドとなる可能性が出てきた」という見解まで示した。 同じく英のデイリー・メール紙も「大迫が、カルロス・サンチェスが前半3分にハンドで退場となった後、10人で抵抗したコロンビアを打ち砕く勝利のヘディング弾」との見出しで報じた。 日本が、4年前のブラジル大会のグループリーグの第3戦で1-4でコロンビアに完敗していたことを引き合いに出して「4年前に喫した敗戦から胸のすくリベンジを果たした」と表現した。 ミラー紙も「香川と大迫が10人で戦った南米チームを沈める」との見出しで「コロンビアのカルロス・サンチェスは、2018年のワールドカップで最初の退場選手となり、日本はサランスクで愉快な2-1の勝利を手に入れた」と続けた。