三菱重工浦和 初アジア女王!日韓頂上対決制す
◇女子アジア・クラブ選手権決勝 三菱重工浦和2―1仁川(2024年5月10日 浦和駒場) 昨季WEリーグ覇者の三菱重工浦和が仁川(韓国)を2―1で下し、アジア女王に輝いた。日本代表FW清家貴子(27)が同点弾を決めるなどチームをけん引。大会通算7ゴールで得点女王を獲得した。 大一番でもエースの役割を果たした。前半13分に公式戦13試合ぶりの先制点を献上したチームに落ち着きをもたらしたのは、リーグ戦17得点で得点ランクトップを独走する清家だ。同22分、浮き球のパスに抜け出し、ゴール右からニアを打ち抜く。「いいタイミングで(ボールが)来たので、あとは気持ちで打ちました」。4分後、FW島田のゴールで勝ち越し、日韓の頂上対決を制した。 来季から女子ACLが新設される。今大会はプレ大会の位置付けだが、ACL3度優勝の男子に続いて「URAWA」の名をアジアにとどろかせた。アカデミー育ちの清家は「浦和レッズにとってのアジアのタイトルの重要さは分かっていた」と誇らしげに語った。