中国本土株CSI300指数、1カ月で最大の上げ-景気への楽観強まる
(ブルームバーグ): 1日の中国株式相場は上昇。製造業が持ち直し、中国の景気回復に弾みがつき始めたとの見方が強まった。
本土株の指標CSI300指数は1.6%上げ、ここ1カ月で最大の上昇率を記録。公益銘柄とエネルギー株を除く全てのセクターが値上がりした。
中国国家統計局が発表した3月の製造業購買担当者指数(PMI)は、1年ぶりの高水準となった。輸出も力強く、投資家は世界2位の経済大国に対し楽観的な見方に転じつつある。
当局が成長の底上げと信頼感の回復を狙った一連の措置を発表した後、CSI300指数は1年ぶりの四半期ベース上昇で1-3月(第1四半期)を終えた。
みずほ銀行で日本を除くアジア担当チーフエコノミストを務めるビシュヌ・バラサン氏(シンガポール在勤)は、「中国に対する新たな楽観論は本物だ。世界的な製造業の好転と連動する他のアジア地域での楽観」を踏まえると、中国に対する楽観的な見方がさらに強まる可能性があると述べた。
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原題:Chinese Stocks Gain as Upbeat PMI Data Reinforce Recovery Hopes (抜粋)
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