【津波防災の日】大地震で帰宅困難者の受け入れ想定…福岡大名ガーデンシティで訓練「天神ビッグバン」開業施設で初 水や食料など備蓄
テレビ西日本
大規模な地震により帰宅が困難になった人たちを受け入れる訓練が5日、福岡市の天神ビッグバンで開業した施設で初めて行われました。
◆館内アナウンス 「ただいま大きな地震が発生しました」 福岡市の福岡大名ガーデンシティで行われた防災訓練には、従業員など約120人が参加しました。
天神ビッグバン開業施設では初めての訓練で、警固断層帯を震源とする最大震度6強の地震が発生してテナントから火が出たとの想定で行われ、参加者たちが避難ルートを入念に確認していました。
帰宅困難者を受け入れる訓練では、医療従事者かどうかを尋ねる項目などもある同意書に記入してもらった上で、滞在スペースへ案内する手順などを確認しました。
福岡市によりますと大震災が発生した場合、天神地区で約2万500人の行き場がなくなる恐れがあるということですが、福岡大名ガーデンシティでは約300人を受け入れることができ、3日分の水や食料、毛布なども備蓄されているということです。
◆積水ハウス 福岡マンション事業部 水谷洋介さん 「『広く地域に愛される場所でありたいな』と考えていますので、そういった意識を持ちながら防災の意識に取り組んでいきたい」 福岡市の中心部では一時滞在できる施設の数が増えていますが収容人数は十分でなく、市は「企業と協力して受け入れ体制を整えていきたい」としています。
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