DAIBOUCHOUさん流「成長投資枠」に適した銘柄の選び方
専業投資家インフルエンサー、DAIBOUCHOUさんが足元の注目銘柄についてお話しします
2006年に資産10億円を達成した専業投資家インフルエンサーのDAIBOUCHOUさん。バリュー株・連続増配株・成長株をはじめ、さまざまなジャンルの有望銘柄や、それを発見するための情報収集術、過去の売買エピソードなどを語り尽くします。今月発売の書籍は、新NISA「成長投資枠」の活用方法についてです。その中でカギとなる部分をお話しします。 前回 に続き、8月末に上梓した拙著『 バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円 』のポイントをお話しします。 成長投資枠の非課税限度額である1200万円で、目いっぱい株式に投資するとします。これを10倍にするためには、どのような銘柄を買えばよいのでしょうか。 まず、2023年の株式市場で優勢だった、PBR1倍割れの割安株が、NISAでの投資に向いているかどうかを考えてみましょう。 こうした割安銘柄の特徴は、株価が大きく下がりにくいことです。これは、これからNISAを用いて株式投資を始めてみようと考えている人たちにとって、大きな利点になりそうです。 ただし、株価が下がりにくいということは、株価が上がりにくいことの裏返しでもあります。たとえばJパワー(9513)のPBRは、2024年9月3日時点で0.36倍です。株価は2020年末を底値に上昇しているとはいえ、上昇ピッチが鈍く、2017年11月9日につけた直近高値の3475円を抜けずにいます。
本文:2,378文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
DAIBOUCHOU