東山温泉向瀧の庭園(福島県会津若松市) 国の登録記念物へ 二本松城の敬学館跡と内大手地区 国史跡追加を答申
■歴史資源保存へ努力 寺木誠伸会津若松市教育長 今回、会津東山温泉向瀧庭園が登録記念物に登録されることは、歴史や伝統文化の保存・継承に努めている本市によって大変意義深いことだ。引き続き所有者の協力を得ながら、今後も貴重な歴史資源の保存に努めていく。 ■日本の美しさ感じて 平田裕一向瀧社長 毎日の手入れの積み重ねが評価され、うれしい。山と川に挟まれた傾斜地だからこそできた庭園で、季節ごとに違った顔を見せてくれる。水の音や風の流れとともに、日本の美しさを感じてほしい。心休まる庭園となるよう守り続けていく。 ■価値の明確化図る 三保恵一二本松市長 すでに国史跡に指定されている内城地区、大手門地区との連携を深め、史跡の持つ本質的な価値の明確化を図るとともに市民の貴重な財産であり、本市のシンボルでもある史跡二本松城跡のさらなる保護、保存、活用を図っていく。 ■史跡保護へ意義深い 渡辺惣吾二本松市教育長 江戸時代後期に整備された藩校敬学館跡と城前の防御施設である内大手門があったとされる内大手地区は、近世城郭としての機能が整備される様相がうかがえる重要な遺跡で、史跡二本松城跡の保護、保存、活用を進める上で意義深い。