次期挑戦者決定戦で対戦の秋元強真が左でのKOを予告。元谷友貴は「スタンドから自分が作っていく」【RIZIN.49】
「RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で行われた。 今大会ではバンタム級王者・井上直樹への次期挑戦者決定戦で元谷友貴(アメリカン・トップチーム)と秋元強真(JAPAN TOP TEAM)が対戦する。 元谷は前戦では王座挑戦をアピールしていた太田忍を一本勝ちで返り討ちにし、タイトル戦をアピールしていた。秋元は今年9月にRIZIN初参戦を果たすとバンタム級で金太郎、11月にはフェザー級で鈴木博昭とRIZIN常連ファイターを立て続けに撃破している。 先にインタビューを行った秋元は元谷について「打撃もできて、一番は組みと極め力がある」と評したうえで「自分が寝技を見せてきていないから“一本取られる”みたいな選手の予想動画が多いから早く試合がしたい。元谷選手は昔から見ている選手でクセは分かっていて分析もやりやすかった」などと自信を見せた。 この試合は次期挑戦者決定戦なのだが「変な試合して王座戦になるとCONFESSIONSで井上直樹選手に“実績残してない”と言われているので、圧倒的に勝って来年、井上選手を倒したい」と語ったうえで、試合展開については「組みの展開も見せたいが、自分のなかでは1RでKOできると思っているので、また左を当てようかなって」と左のパンチでのKOを予告した。また「自分からタックルに行くことはないですけど、テイクダウンディフェンスも“倒されてからの攻防を見たことがない”と言われているが、逃げに徹するほど差があるとも思っていないし、自信がある」とも語った。
その後にインタビューを行った元谷は秋元について「打撃がすごく強いっていうのと、打撃以外の組みだったり寝技だったりもすごくレベルの高い、すごい器用な選手」と評価。しかしその一方で秋元の9月と11月の試合を見た感想として「弱点っていう部分は正直分からない。ここ数戦は弱点を出すような試合ではなかったかなと思う。強い部分がずっと出ていて、強い秋元選手しか見ていない」とも述べた。そして「自分が試合のときどうするかのイメージは大体固まっています」と静かに闘志を見せ「スタンドから自分が作っていく。相手に作らせないように自分が作っていくイメージはある。やっぱり受けになると相手のペース。できるだけ自分が作っていく意識でやっていこうと思う」などと作戦の一端を明かした。 次期挑戦者決定戦ということについては「ひとつの試合と思っています」とさらり。大晦日は今年で7年連続の出場で過去2勝4敗と負け越しているのだが「そう言われると、そうなんすか? なんか悪いっすね(笑)。まあでも、過去はあまり気にしていなくて。ここ最近はいい感じで自分の力を発揮できるようにはなってきているので、この調子でちゃんと自分の力を発揮したいと思っています」と語った。