朝鮮日報が選んだ2024年世界10大ニュースに「大谷50-50」
■「仮想ゴールド」ビットコインが10万ドル突破 世界最大の仮想通貨ビットコインの価格が12月に初めて10万ドルの大台を突破した。ビットコイン価格は「仮想通貨の大統領」を自称してきたトランプ氏が大統領選で勝利すると、上昇を続けた。仮想通貨の普及を支持するイーロン・マスク氏が次期政権の実力者になった点、ビットコインを規制する米証券取引委員会(SEC)委員長に親仮想通貨の人物が指名されたことも好材料として作用した。 ■物理学賞・化学賞…ノーベル賞を総なめしたAI 人工知能(AI)がノーベル賞を総なめした。「AIのゴッドファーザー」として理論的基礎を固めたカナダ・トロント大のジェフリー・ヒントン教授らがノーベル物理学賞を受賞した。たんぱく質構造を予測するAIを開発したグーグル・ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営経営者(CEO)らはノーベル化学賞を受賞した。AIが我々の日常生活に影響を及ぼすレベルを超え、科学革命を主導する時代が到来したと評されている。 ■イスラエルの攻撃で崩壊する「抵抗の軸」 イスラエルはイランが支援するイスラム武装勢力ネットワーク「抵抗の枢軸」に壊滅的打撃を与えた。レバノンのヒズボラを徹底的に空爆し、その指導者ナスララ師(9月)と後継者とみられていたサフィエディン師(10月)を相次いで殺害した。ハマスの最高幹部ハニヤ氏(7月)、その後継者シンワル氏(10月)も射殺したイスラエルはヒズボラやハマスを支援してきたイランにも大規模な空襲を加え、戦雲がエスカレートした。 ■月の裏側まで…宇宙が一歩ずつ身近に 2024年に人類は宇宙探査でさまざまな進展を達成した。全長120メートルに達する米スペースXの超大型ロケット「スターシップ」は10月、宇宙船から分離したロケットのブースター(推進装置)を発射台に降下させ、棒状の設備「チョップスティック(箸)」で回収することに成功した。中国は6月、探査船「嫦娥6号」で人類で初めて月の裏側の土壌を採取した。韓国は今年5月、宇宙航空庁を開庁し、世界5大宇宙強国への挑戦をスタートした。 ■「50-50」大谷翔平、メジャーリーグの頂点に 9月、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が1シーズンにそ50本塁打、50盗塁を記録する「50-50」を米大リーグ史上初めて達成した。投打の「二刀流」で知られた大谷は走塁でも抜群の能力を見せ「三刀流」というニックネームも得た。54本塁打59盗塁でシーズンを終えた大谷は、ワールドシリーズ優勝まで成し遂げ、大リーグの頂点に立った。