完封勝利を挙げ、仲間とハイタッチする札幌大・長谷

◆札幌六大学野球　秋季リーグ　第１節第１日　札幌大２－０北海学園大（２１日・札幌円山球場） 　開幕し、２試合が行われた。札幌大は先発の長谷隼兵投手（４年＝旭川龍谷）が９回３安打で北海学園大を完封した。 　札幌大・長谷が公式戦初完封勝利を挙げた。９回２死一塁。正面の打球を一度は横にはじいたが、冷静に拾い直して一塁に送球。２７個目のアウトを奪うと、「危ねえ～」とつぶやきながら仲間とハイタッチを交わした。 　１回からアクセル全開で北海学園大打線に立ち向かった。１３０キロ台後半の直球と決め球のスライダーを軸に２回先頭から６者連続三振を奪うなど、５回までに１０Ｋ。今秋からバッテリーを組む麻原草太捕手（１年＝クラーク）のソロ本塁打で味方が先制すると、その後も危なげない投球を披露。９回３安打１２奪三振でスコアボードに０を並べ「やっぱり気持ちいい」と汗を拭った。 　旭川龍谷時代は背番号１０。３年夏は独自大会だった北北海道大会で準優勝した。「（甲子園は）行きたくても行けなかった。（神宮は）誰よりも行きたい気持ちを強く持っている」。高校時代は着けられなかった「１」を背負い、２００７年春以来のリーグ優勝に導いてみせる。