【バレー】現役選手がU-15チームの監督を兼任。アランマーレ山形・柳沢紫子「楽しくプレーすればおのずと結果がついてくる」
現役選手がU-15チームの監督を兼任。アランマーレ山形・柳沢紫子「楽しくプレーすればおのずと結果がついてくる」
10月5、6日に開催されたバレーボールSV-V.LEAGUE U15選手権大会。 アランマーレ山形U-15を率いたのはトップチームで活躍する現役選手、柳沢紫子であった。 ポジションはミドルブロッカー。 ミドルとしては身長が高くないこともあり、常時スタメンというわけではないが、ここぞという場面で起用され結果を残してきた選手だ。 戦術理解度が高くハートも強い。リリーフサーブやチームのブロックが崩れたときの立て直しでも大きな力を発揮してきた。 スタメンで試合に出れないことに対して葛藤もあったと聞く。 今はそれを乗り越えて、チームの繋ぎ役としても欠かせない選手になっている。
アランマーレ1部昇格の記者会見では北原勉監督から 「柳沢紫子のような選手を輩出していきたい」 と言わしめた柳沢選手。ここでは「柳沢監督」にU15選手権大会の感想を聞いた。
――この大会に向けてはどういうことを目標に掲げている? 柳沢:今回は勝敗関係なく、とにかくこの大会を楽しむというところにフォーカスしてやっています。 「楽しくプレーすればおのずと結果がついてくるよ」と。 選手たちがそれを試合で表現してくれていますね。嬉しいです。 ――ジュニアの大会は以前からありましたが、今回はリーグ再編に合わせて全体的にグレードアップした感じですね。変化は感じますか? 柳沢:出場参加チームがすごく増えて、全体的な盛り上がりを感じますね。 ジュニアの選手たちがこれだけ頑張っているのですから、私自身も含めてもっともっと盛り上げていきたいなと思っています。
――予選グループは1セットマッチなので少し慌ただしいですね。戦い方も工夫が必要なのでは? 柳沢:1セットマッチですので、とにかくスタートからエンジン全開でやらなきゃいけないですね。この大会に向けて何ヶ月前もから「スタートが大事だよ」と伝えてきました。 伝え続けてきて、それをしっかり試合で体現してくれています。とても良い展開が作れていると思います。
――間もなくSVリーグが始まります。ジュニアの監督を兼任しながら選手としても大事な時期ですが、SVリーグに向けての抱負は? 柳沢:チームは「ネオ・アランマーレ」というビジョンを掲げています。外国人選手と日本人選手の融合というところもそうですし、新しいアランマーレを見つけていきたいと思います。
堀江丈