旧車人気は衰え知らず？ 1964年式オースティン・ミニが1150万円だった件
動けばいいはもはや皆無? コレクターズカーレベルへと上昇中
旧車の祭典「Nostalgic 2days」に行ってきました。出展車数は昨年の230台から大幅増の290台。パンデミック騒動が沈静化した影響か、クルマも多ければ入場者も多い感じ。ワタシが会場に到着・入場したのは2月17日（土）の午後1時をまわった頃。コレがマジな撮影・取材なら相当難儀する状況です。みんな旧車大好き!! この記事の他の画像を見る
2024年開催のテーマカーは「いすゞ117クーペ」（1968年～1981年）でした。カロッツェリア・ギアによるデザインを再現すべくデビュー当初は完全ハンドメイドカー。かつてワタシが試乗したのはモデル末期の角目＆インジェクションモデルのXEでしたが、それでもシフトストロークが短く、すこぶるゴキゲンなドライブが楽しめました。
旧知のお店に挨拶を終えて、じっくりと展示車の仕上げレベル、相場を拝見。お値段みる限り相場はまったく下降した気配がありません。全体的に中古車相場は落着きを見せるも、新しめな車種も転売ヤーの損切りが終わっただけで、依然として人気車は高値安定。個体そのものは玉石混交なのでしょうが、仕上げレベルはハイクオリティな印象。
ユーザー意識も昔と異なり、「フツウに乗れればOK」なんて人は少ないのでしょう。キッチリ仕上がったものを手に入れたく、つまり、「ボルト1本までバラシましたね」という個体がモテ傾向。旧車は売り物件そのものが減少するばかりなので、当然というか、そうなります。
イベント出展ともなれば専門店各社も力が入ります。個人的趣味傾向はありますが、何台か皆さんとみてみましょう。
ついにクラシック・ミニもココまで来たか! と思ったのが1965年式のオースチン・ミニ（トップ画像）。年式からマーク1と希少性を判別するもののプライスボードは「1・1・5・0」の表記。オジサンは気兼ねなく床までアクセルを踏んでいただけに、ちょっと切ない気持ちに。それでも最高のものが手に入ると思えばポルシェやフェラーリより遥かに安い（と納得させます）。
