シュノーケリング中の女性を一瞬で真顔にした「巨大海洋生物」とは? 「超至近距離」での遭遇シーンが話題に(海外)
<突如その存在に気付いて驚きを隠せない女性。動画を見たユーザーたちの反応は意外にも...>
インドネシアの海で「巨大」なマンタと、驚くほど至近距離で遭遇した女性をとらえた動画がTikTokで広まっている。 【動画】パニック不可避! ものすごく大きくて、ありえないほど近い「巨大な海洋生物」との遭遇シーン この動画は@travelwithsahanがアップしたもので、7月4日の公開以来、視聴回数は550万回に上っている。投稿者がのちにコメントしたところによれば、撮影地はインドネシア・バリ島沖にあるペニダ島だという。 動画には、シュノーケリングの装備を着用した女性が、船のすぐそばでターコイズブルーの波打つ海にぷかぷか浮かぶ様子が映っている。 数秒後、マンタと思しき動物が無警戒の女性に向かって滑らかに接近してくる。マンタが彼女の腕を通過したように見えたその瞬間、驚いた女性は大慌てで泳いで逃げようとする。 動画に添えられたキャプションにはこう書かれている。「マンタがこれほど近くに来るなんて予想していませんでした。ただ、いい動画を撮ろうとしていただけなんです」 <マンタは危険? 生態は?> 女性が仰天したのは無理もないが、マンタは無害な動物だ。遭遇しても、それは餌になる動物プランクトン──海に浮かぶ小さな海洋動物──を探しているだけだと、米海洋大気庁海洋漁業局(NOAA NMFS)のウェブサイトにある2022年4月の記事では説明されている。 ジャイアントマンタ(オニイトマキエイ)は横幅が26フィート(約8メートル)にもなり、エイの仲間としては世界最大の種だ。「ジャイアントマンタは単独で行動する傾向があるが、クリーニングステーション(小魚などに体の掃除をしてもらう場所)や、採餌と交尾の際には群れをつくる」とNOAA NMFSは述べる。 同局はまた、「採餌の際には水深10メートル未満の浅い海に集まっているのが目撃されることがある。しかし、(追跡用の)タグを使用した研究によって200~450メートルのところまで潜ることが分かっており、1000メートルを超える深さまで潜る能力があることも示されている」とも語っている。 ジャイアントマンタは米国の「種の保存法」に基づいて、2018年から絶滅の恐れのある種に指定されている。主な脅威は商業漁業だ。「彼らは移動性が高く、相当に動き回る。移動先の海域と生息する海域の両方で保護される必要がある」と、NOAA NMFSは述べる。
<ユーザーたちの反応は?>
多くのTikTokユーザーは、マンタとの遭遇をとらえたこの映像を見ても特に心配した様子を見せていない。 ユーザーの@nadia192001は「マンタは挨拶してるみたい」とコメントし、@dv.diversity_は「笑。マンタは噛まないよ」と述べている。@beedubs3317は「まさに私の夢」と綴った。 なかには違った反応もあり、たとえば@bethygeeeeは「マジかよ...デカすぎる!!!」と驚きを隠さない。@solanabraxtonは「私が暗い海で泳がない理由はまさにこれ。中をはっきり透視できないなら私は水には入らない」 (翻訳:ガリレオ)
スー・キム