【マーメイドS・厩舎直送】展開のカギを握るベリーヴィーナスは中1週も〝高値安定〟 「変わらない状態で臨める」
[GⅢマーメイドステークス=2024年6月16日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝内2000メートル] ベリーヴィーナス(牝5・鈴木孝)は四国新聞杯、下鴨Sと2、3勝クラスを連勝中。今回が、2022年のGⅡローズS以来2回目の重賞挑戦となる。 「中1週でも心配のない馬なので、変わらない状態で臨めると思います」 生田助手が笑顔を見せた。馬房から顔をのぞかせたかと思うと、すぐさま隠れる。ややせわしない動きを繰り返す同馬について「ずっと動き回っているのがこの馬のリズム」と解説。普段通りの様子から〝高値安定〟の具合が示されていた。 前走は鮮やかに逃げ切りV。展開のカギを握る重要な存在だけに、今回も同馬に注目が集まる。「逃げなければいけないというわけではないが、ハナで気分良く行けるほうが成績が出ている」(同助手)と説明しているだけに、ライバルたちとは果敢な先行争いが繰り広げられるかもしれない。
佐藤 美生