体臭に服、生ごみetc…あらゆる“臭い”を消す万能スプレー「NIOCAN(ニオキャン)」
ーなぜ他の商品には採用されていないのでしょうか? 世の中には約40万種類もの香り成分があると言われています。たとえばコーヒーの香りは500種類以上の香り成分が組み合わさっていて、そのなかには正露丸などに含まれるグアイアコールという成分もあります。ただ、コーヒーを飲んでも、正露丸のニオイを感じることはありませんよね。つまり単体で嗅ぐと不快な臭いでも、他の成分と組み合わさることで、良い香りと感じられるものがあります。 また、焼き魚にレモンをかけると生臭さが中和され、肉にわさびを合わせると肉の臭みが和らぎますよね。
このような悪臭となる香り成分を探したり、化学的に臭いを中和させたりするためには、臭気判定士の存在が不可欠となります。ただ、難易度の高いスキルのため、中和法が採用されないのかもしれません。
ー臭気判定士とはどのようなものですか? 悪臭対策を目的に、30年ほど前に制定された環境省管轄下の国家資格です。筆記試験では化学の知識や、ニオイの解析、統計学など、悪臭に関する幅広い知識が求められ、嗅覚実技検査も行われるとても難しい試験です。また5年に1度、更新試験が行われ、不合格になると資格を失います。そのため、現在、資格取得者は全国に3,000人ほどしかいません。 そのなかで弊社は長年、悪臭対策を行ってきましたので、臭気判定士が2名在籍しています。中和法を採用するだけでなく、消臭のエビデンスがあるということも、この商品の強みだと考えています。
可能な限り成分を開示することで、安心して使える商品に
ー消臭方法以外にこだわった点はありますか? 実は消臭剤は雑貨類にカテゴライズされるため、全成分表示義務がありません。そのため、市販の消臭剤の多くは、どんな吸着成分や消臭成分を使っているのかを開示していません。 消臭剤はお子様やペットなどがいるご家庭や、皮膚が弱い人も使うものですので、安心して使っていただけるように、NIOCANでは可能な限り配合成分を表示しています。 またインテリアにマッチするモノトーンのパッケージもこだわりです。