宇宙体験を全ての人に。高松聡の宇宙アートプロジェクトが始まりました！
元広告クリエイターで写真家の高松聡が、超高解像度で地球を撮影する宇宙アートプロジェクト「WE」を発表。民間人初の国際宇宙ステーション（ISS）に長期滞在し、「宇宙から地球を見る体験」をすべての人に届ける。 【フォトギャラリーを見る】 元広告クリエイターで写真家の高松聡が、宇宙アートプロジェクト「WE」を始動した。「宇宙から地球を見る体験」をすべての人に共有すべく、宇宙空間で最新技術を駆使し、人間の視覚認識限界に迫る超高解像度の地球撮影を実施するプロジェクトだ。 高松は米スペースX社の宇宙船「クルードラゴン」に搭乗し、国際宇宙ステーション（ISS）に渡航する座席予約契約を米アクシオムスペース社と締結。民間人として世界初となる約30日間の長期滞在を行い、人生観をゆるがすような地球の写真、動画、360度VR動画の撮影に挑むという。
高松にとって宇宙は幼い頃からの「人生をかけた夢」だった。宇宙飛行士の夢が絶たれたのち入った広告業界では、世界初の宇宙ロケCMを制作。その後、アーティストのバックップクルーとしてロシア「星の街」での過酷な宇宙飛行士訓練を修了したものの、サラが突然の訓練辞退によってまたもその夢は潰えることになる。 それから約10年を経て、念願の宇宙プロジェクトの実現が決まった。高松を惹きつける宇宙には何があるのか。それは宇宙から地球を眺めることによる、地球や生命への関わり方、さらには人生観そのものに対する意識変化＝オーバービューエフェクト（概観効果）だという。 「地球を宇宙から見ることで人の心は大きく変化する。国籍、民族、文化、宗教を超えて “地球人” として覚醒する。地球をひとつの生命のように感じる。そして地球が脆く薄い大気に守られていることを目撃し地球の環境問題を直感的に理解する。そして地球が平和であることを強く願う。この精神変容を心理学者はオーバービューエフェクトという。これを地上で起こすことが『WE』のMissionです」（高松）
