「らくちんガーデニング」で植物との暮らしをもっと楽しみませんか?杉井志織さんの魔法のヒント
3.品種・・・ローメンテナンス/暑さ寒さに強い/季節を先取りなど 最近は品種改良が進み、新品種がたくさん生まれています。かつてはきれいに咲かせるには手間がかかった植物でも、新しい品種ならぐっと育てやすいことも。ラクにガーデニングを続けるには品種選びが重要です。例えば花がら摘みが不要な品種、酷暑でも次々に花を咲かせる品種など、作業が少なくてすむ品種の情報を知っておきましょう。
4.道具・・・正しく使う/使い勝手で選ぶ/ 新しくするなど 【らくちんの魔法】ジョウロは使い分けてる? ノズルの長短には使い勝手があります ノズルが長いジョウロは、花壇の奥まで注ぎ口が届き、腰や膝を曲げなくても株元にしっかりと水やりができます。でも、花壇の手前やコンテナに使い勝手がよいのはノズルが短いタイプです。何気なく使っている道具を見直すことも、らくちんガーデニングへの一歩につながります。
こんなふうに庭仕事をラクにする工夫や楽しむアイデアを、この本では「魔法」と呼んでいます。毎月の庭仕事にたくさん用意しました。一つ一つは小さな魔法ですが、積み重ねていくと庭仕事は50%くらい減り、気がつくと「らくちんガーデニング」になっているでしょう。 *本記事は『趣味の園芸』2024年3月号に収載された記事を再構成したものです。 杉井志織(すぎい・しおり) 庭の植栽設計、花壇管理、花壇ボランティア運営の指導、フラワーショーなどのイベント装飾などで活躍。草花全般の栽培、最新品種の情報に精通。ビギナーにもわかりやすい語り口で人気が高い。モットーは「暮らしは楽しいほうがいい」。