<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/12 /滋賀
◇こつこつ努力家 高畠智志選手(2年) 機敏さを生かした守備と、逆方向を意識した打撃が武器だ。バントの構えからヒッティングに切り替えるバスターの練習にも力を入れる。 マイペースで穏やかだが、野球への思いは熱い。早朝のほか全体練習後も地道に自主練習に取り組み、北野力顧問も「日の目を浴びていなくても常に準備してきた努力家」と評価する。 プレーなどのデータ分析によってアスリートの能力を向上させるアナリストになることが夢だ。 ◇筋トレ欠かさず 長澤生樹選手(2年) 安定したスローイングが持ち味の二塁手。センター寄りの難しい打球をさばく際も一塁手が捕りやすいよう低いボールを投げるよう心がけている。 筋力トレーニングが好きで、部内で「筋肉マン」とも呼ばれる。1日2時間はトレーニング室にこもり、球速アップのために上半身を鍛える。食事にも気を使い、間食や就寝前のプロテインを欠かさない。筋トレの中で「人の体は面白い」と思うようになり、将来は選手を支えるトレーナーを目指す。 ◇自己で栄養管理 中園力斗選手(2年) 俊足を生かした走塁が魅力の右翼手で、フードクリエート科で学ぶ唯一の部員。他の部員よりも授業時間が長いため、練習時間が短い。朝の走り込みなど時間を見つけては自主練習に励む。 授業で学んだ食材の保管方法から夏練習で自身の弁当の管理に気を使ったり、日々の食事でも自分で鶏のささみ肉を揚げて間食を作ったりするなど、料理の勉強は野球でも生きている。将来は父と同じ料理人を目指し「ホテルで日本料理を出したい」と話す。