「鼻息で訴えていますね」飼育員さんも思わず笑ってしまった、動物園のパンダがこれでもかと「圧をかける」瞬間…!
野生の勘、発動!?
連載38回目(https://gendai.media/articles/-/85860)には、タンタンの野生の勘が冴え渡りました。ご飯交換のために寝室への扉が開きますが、この日はなかなか入りません。扉の間に足をちょこんとおいて、フリーズ。「あれはわざと置いているんですよ」と、梅元さん。いつもと違う事があると、警戒して中に入ろうとしないのだとか。あまりに入って来ないときは、飼育員さんが声をかけて安心させるのだそうです。 そしてこちらはオリに前あしをかけ、ぎゅっと体を押し当てるタンタンのおねだりポーズ。ファンにはすっかりおなじみの「圧タン」ですが、公式YouTubeには衝撃の圧タンがアップされていました。 かわいいタンタンを集めた「タンタン短編動画集」(https://www.youtube.com/watch?v=84CGB-p0kpY)。30秒を過ぎたあたりに、圧をかけながら「フン!フン!フン!」と、鼻息の荒いタンタンの姿が。「ちょうだい!ちょうだい!みたいな感じです。パンダはあまり鳴かないので、鼻息でアピールするんでしょうね」と、梅元さん。いつもはおとなしいお嬢様の鼻息! じかに圧タンを見たことがない筆者にとっては衝撃的な動画でした。 ハズバンダリートレーニングに使用する部屋の掃除の様子も公式ツイッター(現X)にアップされていました。ブラッシングの毛はもちろん、外から帰ったときの泥など、結構汚れるようです。「夕方のトレーニングにも使用するので、午前中に掃除をすませるようにしています」(梅元さん)。 トレーニング室は水をかけてピカピカにお掃除。でも、通常過ごすお部屋に関しては、きれいにしすぎないように気を配っているのだとか。「動物は自分のニオイのある場所に安心するので、キレイにしすぎるのは良くないんです。パンダはそんなに汚す動物でもないですし。出産前後などは刺激しないように、1週間くらい掃除しないこともあるんですよ。中国でも、掃除のしすぎは良くないといっていましたね」と、梅元さん。適度な生活感が落ち着くんですよね、お嬢様。 そして、ご飯の最中にフリーズするタンタンの姿も紹介されていました。「若いときにはなかった行動ですね。年齢的なものかな。食べながらボーッとして、ふと我に返る『もう(食べなくても)いいかな』というような感じですね」(梅元さん)。食欲が旺盛な秋冬には、満足するまで食べてから、ボーッとするそうですよ。 この日は12時少し前に、寝室の扉が開きましたが、眠っていて気づかず。少し遅れての昼ご飯となりました。15分ほどかけてニンジンとペレットを味わい、いつも通り竹の方へ。竹をいただいたあと、キチンと寝台へ上ってお休みになりました。