東京メトロ、有楽町線と南北線の延伸工事に着手 2030年代半ばの開業目指す
東京メトロは、2030年代半ばの開業を目指す有楽町線と南北線の延伸事業について、5日から工事に着手したと発表しました。 東京メトロの延伸事業は、有楽町線と南北線の2路線で計画されていて、2030年代半ばの開業を目指し、5日から工事に着手したということです。 工事では、列車が通るためのトンネルを掘って線路を敷設、有楽町線で3駅、南北線で1駅、それぞれ新たな駅の設置を進めていくということです。 有楽町線では、豊洲から東陽町を通り住吉を結ぶ4.8キロを延伸し、都心部へのアクセスが向上するほか、東西線の混雑緩和も見込まれています。 南北線では、白金高輪から品川間を延伸し、六本木方面からリニア中央新幹線の始発駅となる品川や羽田空港へのアクセス向上も期待されています。 また、開業すれば、六本木一丁目駅から品川駅までの所要時間は、現在のおよそ19分からおよそ9分に短縮されるということです。 東京メトロは、「臨海部と都心部がつながることで、アクセス向上など、東京の国際競争力の強化を目指したい」としています。