6月も続く値上げ 病院自己負担額や食品600品目など
6月は、医療機関に支払われる診療報酬が1日から引き上げられて病院での自己負担が増加したほか、菓子や乳製品など食品600品目余りが値上げがされるなど、家計への負担が重くなっています。 診療報酬の引き上げにより、初診料は原則、従来より30円増えて2910円、再診料は20円増えて750円となりました。また、今年度の公的年金額は前の年度に比べて2.7%増えますが、物価上昇率には届かず、年金の実質的な価値は0.4%ほど目減りします。 さらに、今月請求される家庭向けの電気・ガス料金も、政府の補助金がほぼ半減したため、大手電力10社と大手都市ガス4社の全てで、前の月に比べて値上がりとなりました。 こうした中、消費を刺激するための1人合わせて4万円の定額減税が始まりました。ただ、現金給付と組み合わせた複雑な仕組みとなり、家計を支える効果がどの程度発揮されるかは見通せません。