町田浩樹のボールロストから同点被弾も…サンジロワーズが劇的90+2分決勝弾でEL2勝目!!
[12.12 ELリーグフェーズ第6節 サンジロワーズ 2-1 ニース] UEFAヨーロッパリーグ(EL)は12日、リーグフェーズ第6節を各地で行い、DF町田浩樹所属のロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ(ベルギー)がニース(フランス)を2-1で下した。左CBで先発した町田は2度の“アシスト未遂”やセットプレーのヘディングなど攻撃で存在感を放ったが、前半終了間際に同点被弾につながるボールロスト。それでもチームは後半アディショナルタイム2分に劇的な決勝ゴールを決め、今大会2勝目を挙げた。 【写真】「可愛すぎ」「佐々木大樹のモノマネ?」乃木坂46五百城茉央さんがオフショット公開 試合前時点で1勝2分2敗のサンジロワーズは前半2分、MFシャルル・バンヌッテのバックパスをGKアントニー・モリスがトラップできず、あわやオウンゴールという波乱の立ち上がり。それでも同4分、カウンターから左サイドを攻め上がったMFソフィアン・ブファルのクロスにFWモハメド・フセイニが飛び出し、シュートは枠を外れたものの最初の決定機を迎えた。 さらにサンジロワーズは前半10分、町田のヘディングクリアがそのまま最終ライン裏に流れると、ブファルがペナルティエリア左に独走。そのまま左足シュートを狙ったが、GKマルシン・ブウカの正面に飛んだ。その後はニースが安定感を取り戻したことで、拮抗した展開のまま時間が過ぎていった。 それでも前半33分、サンジロワーズがようやく試合を動かした。中盤でMFノア・サディキがこぼれ球を拾い、DFアナン・ハライリが左サイドに展開すると、MFウセイヌ・ニアンの折り返しにフセイニが反応。シュートはGKに阻まれたが、FWフランジョ・イバノビッチが跳ね返りに詰め、EL初ゴールが先制点となった。 なおも優勢を保つサンジロワーズは前半39分、町田がニースのカウンターを対人守備で防ぎ、相手が足を止める間に前線にロングフィードを送ると、またもブファルが相手GKと1対1のビッグチャンスを迎える。だが、時間を作って放ったシュートは相手GKの正面。町田はこの日2つ目の“アシスト未遂”となった。 すると前半アディショナルタイム1分、サンジロワーズは町田のミスから失点を喫した。町田のクリア気味の縦パスがMFソフィアーヌ・ディオプに奪われ、そのままカウンター攻撃を許すと、クロスにFWエバン・ゲサンが反応。ダイレクトでネットを揺らされ、1-1でハーフタイムを迎えた。 後半は劣勢が続いたサンジロワーズは12分、GKのキックミスを町田が処理し切れず、波状攻撃を仕掛けられると、19歳のMFイシアガ・カマラの左足シュートがクロスバーに直撃。ギリギリで命拾いする。同22分には左CKに反応した町田のヘッドがGKを強襲し、跳ね返りを DFクリスティアン・バージェスがシュート。だが、相手DFにゴールライン上でクリアされた。 その後も決定機は作れるものの、なかなか決め切れないサンジロワーズ。後半35分にはカウンターからピンチを作られたが、町田がクロスに完璧な寄せを見せ、決死のシュートブロックでチームを救った。 すると後半アディショナルタイム2分、最後にドラマが待っていた。サンジロワーズはカウンターから敵陣に攻め込み、MFアヌアル・エ・エル・ハジがドリブルでタメを作ると、ラストパスに反応したのは先制点を挙げたイバノビッチ。左足で2点目を決め、劇的な勝ち越しゴールとなった。試合はそのままタイムアップ。2勝目を収めたサンジロワーズは決勝トーナメントプレーオフ圏内をキープした。