“極彩色に翔ける傾奇者”ウナギ・サヤカ1st写真集発売記念イベントに登場「こういうプロレスラーもいるよっていう1冊が作れた」
「よくこんなコスプレ衣装を作ってくれたなと(笑)」
いまや女子プロレスラーの枠を超え、世間と戦う傾奇者となったウナギ・サヤカが、待望の1st写真集『極彩人』(サイゾー)を昨年12月に発売。その発売記念イベントが1月24日、東京・神保町にある書泉グランデで開催された。 【写真】発売記念イベントでのインタビューカット集 ウナギ・サヤカは2019年にプロレスデビューを果たし、2022年に「ギャン期」に突入すると、男女、団体、問わず数々のマットに登場。 また、地上波の人気番組『SASUKE』にも登場し、今年1月には初の自主興行を開催するなど、活躍の場をさまざまなシーンに広げている。 自身も企画会議に参加したという同作は、「戦隊もの」をコンセプトにした異色の写真集。「極彩レンジャー」と銘打ち、レッド・ブルー・グリーン・イエロー・ピンクのオリジナル衣装に身を包み、鍛え抜かれた肉体美を華々しく魅せている。 そんなウナギがイベント前にインタビューに応じた。 ――待望のファースト写真集発売ですか? 「待望でしたよ!紙の写真集にはめちゃくちゃ憧れていましたし、グラビアをやり始めたときからの夢でもありました。グラビア時代はデジタル写真集とDVD発売だったので、紙の写真集発売はホント、夢でした。その夢が叶ったことがめちゃめちゃ嬉しいです」 ――しかも、プロレスラーとしての写真集ですから、感動もひとしおじゃないですか? 「はい、プロレスラーとして出せたのは嬉しいし、この写真集用にコスチュームも作りました。脱ぐだけの写真集は出したくなかったんです。写真集って、そこに行きつくしかなくなるじゃないですか。でも、あえてそれをやりたくなかったし、私しか出来ないことをやりたかったので、今回、衣装やロケ地までいろいろと考えてくれて、すごくベストなものが作れたんじゃないかと思っています」 ――レッド・ブルー・グリーン・イエロー・ピンクという、戦隊ものをモチーフにしたコンセプトはどこから出てきましたか? 「人はどんなときでも戦わないといけない時があって、いろんな私が戦っているイメージを出したかったんです」 ――どのカラーの写真もすばらしいのですが、ウナギさん自身は、どの色の自分が気に入っていますか? 「え~、難しいなあ。自分的には緑の撮影が大変だったし、ロケ地がスタッフさんの実家近くだったので楽しかったです。ほかにもイエローの撮影時に作ったカレーフラペチーノがめちゃくちゃかわいいので、スターバックスさんで出してほしいです(笑)」 ――ウサギのかわいい被り物を着けていますが、少しコミカルなシチュエーションはどうでしたか? 「めっちゃかわいかったです。よくこんなコスプレ衣装を作ってくれたなと(笑)。でも、私も『これがお気に入りだから、これを見てください』と提案するんじゃなくて、みんなが『私はこの色が好きでした』と言いに来てくれる方が、『そうなんだ』ってなるので楽しみです」 ――そうは言いつつもお気に入りのカットを教えてください。 「全部なんですけど、このカットが気に入っています(写真掲載の見開きページ)。全色載っている方がよかったんじゃないかと、表紙にしたかったくらいです」 ――見開きに全色掲載されているページですね。そして、1月27日から29日の間に、レッドコスチュームのオークションがあります。そのPRもお願いします。 「写真集で着るために作ったコスチュームですが、このコスチュームを着て初めてのベルトを巻いたり、いまはWWEに復帰したKAIRI戦で着たりと大事な試合で着ていたので、私にとって大切な一着になっているんです。だから、本当に大切にしてくれる人のもとに届けばいいなと思っています」 ――もはやプロレスはもちろん、さまざまなジャンルで八面六臂の大活躍ですが、今年さらにやりたいことはありますか? 「2023年の私は私しか超えられないと思うし、これ以上、面白いことを考えられる人も絶対にいないと思うので、新しいことをやるだけじゃなくて、面白いこともやっていきつつ、プロレスを知ってもらえるように、いろんなところで発信していきたいと思っています」 ――「ひつま武士(ウナギファンの呼称)」はもちろん、この写真集でウナギさんを知ったファン、これから知るファンにメッセージをお願いします。 「私のことを知ってくれていた人にとっても大切な1冊になると思うし、この写真集で私のことを知ってくれる人がいたら、とてもありがたいです。こういうプロレスラーもいるよっていう1冊が作れたと思うので、ここから2冊目、3冊目と出していきたいです。サイゾーさん、お願いします(笑)。ネクストがあればいいし、あるならこれを超えられる、さらなる面白い写真集を考えたいと思っているし、ここで終わるわけにはいかないので、まだまだここからさらに買っていただいて、まだまだ上を目指します!」 発売イベントではファンに丁寧に接し、笑顔を見せたウナギ・サヤカ。 そして、今回は衣装のオークションも開催され、1月27日からは「極彩レッド」の衣装と愛刀が出品。最低入札価格が5,931(ごくさい)円からとなっているところも、プロデュースに長けたウナギ・サヤカらしい数字となっている。 (取材・文・写真=KKフォトグラフ/X@KKphotograph)
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