『改訂新版 異神』シリーズ 売り切れ続出で重版決定 和光大学名誉教授・山本ひろ子の名著
山本ひろ子『改訂新版 異神』シリーズ(戎光祥出版)が話題となり、このたび重版となった。 本書は、かねてより復刊を要望する声が多く、たびたびSNSでも話題となっていた、山本ひろこによる『異神 中世日本の秘教的世界 Ⅰ 新羅明神・摩多羅神編』と『改訂新版 異神 中世日本の秘教的世界 Ⅱ 宇賀弁才天・牛頭天王編』の2冊である。 著者の山本ひろこは、和光大学の名誉教授。日本の神話や神楽・祭祀を中心とした講座やフィールドワークを実施する「成城寺小屋講座」の専任講師としても知られる。日本の神話や思想、文化史に精通されており、膨大な研究の中から「異神」について編まれた名著として知られるのが本書2冊である。 一体これは神か仏なのか。御神格、像容、秘儀、祭礼など、摩訶不思議な世界にうごめく異形の神仏の謎に迫る内容となっており、中世をはじめとした歴史好きは無論、怪異やオカルト、ホラー好きからも注目を集めている。改訂新版では、活字が大きくなり、かつ多くのふりがなが入り読みやすさが追求されており、註釈や資料、詳細な索引も収録された決定版となっている。少部数限定出版だったが、要望の声が多く、このたび重版となった。
リアルサウンドブック編集部