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続いて「国連を支える世界こども未来会議」のプロジェクトの概要が発表され、マイナビキッズアンバサダーによる「第4回国連を支える世界こども未来会議」で考えた平和実現や気候変動解決に向けたアイデアの発表も行われた。今回は5名4グループが登壇し、北岡豊奈さん(12)は「誰もがお互いを拒絶することなく認め合う世界を作ることが平和につながると考えます。そのためには、子どもたちの目線で世界の問題を理解し、子どもたちがもっとスマートフォンを活用して大人たちに発信していくことが大切だと考えています」などとそれぞれ発表した。 発表を受けて、国連本部ニュース・メディア部長イーアン・フィリップス氏は「3人の子供を持つ親として、彼らの情熱と理解に深く感動しました。今、若者の声を聞くことが何よりも重要です。国連は未来を守るために存在しますが、気候変動や紛争の多くの問題に直面しております。これらの問題は国境や世代を超えて広がっており、政府や民間、科学者などさまざまな分野の積極的な関与が求められます。若者の視点を取り入れることで、持続可能で平和な未来を築くことができるでしょう。ユニセフをはじめとする国連機関は、教育や食糧、安全を奪われている約2億2200万人の子供たちを支援しています。また、若者の参加を促進するための戦略『ユース2030』も推進しています。これは、若者のグローバルおよび国家レベルでの関与を高めるための初の国連システム全体の戦略です。若者をグローバルな議論に参加させるための革新的な手段が必要であり、私たちは国連を支える世界こども未来会議の計画、作戦、参加に費やされた取り組みに大いに感謝しています。これからも私たちが多くの問題を解決するためにご協力ください」と語った。
その後、今回新たに立ち上げられた「メタバースプロジェクト」の概要が発表された。これはピースコミュニケーション財団と協賛しているNTTとの協業によるもので、財団の一木広治代表理事が「国連を支える世界こども未来会議はリアル開催を軸に展開してきましたが、世界からより多くのこどもたちがピースコミュニケーションを行えるように、この度メタバースを活用したコミュニケーションの場もスタートすることとなりました」と発表。 NTTの梅津佳奈氏と渡邊淳司氏が登壇し、世界中に子どもたちが集まり未来に向けてアイデアを語り合う国連を支える世界こども未来会議に対して、コミュニケーションテクノロジーという面で支援していることや、コミュニケーション技術の歴史を説明した後、コミュニケーションを取るうえでの課題である距離や障害、価値観の解決方法の一つとして、メタバースの活用があることを紹介。またピースコミュニケーションテクノロジーとして、本会議でも取り入れている「わたしたちのウェルビーイングカード」カリキュラムをメタバースプロジェクトでも使用し、「世界中のこどもたちがつながり、お互いの存在について感じ、学び合うことで、お互いが尊重し合い助け合うことができる。これこそが“ピースコミュニケーション”」と語った。
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