7月3日から新紙幣発行で「旧紙幣は使えなくなる」…警察が想定する詐欺手口とは
7月3日の新紙幣発行に便乗した詐欺被害が警視庁管内で確認されており、福井県警は県内での発生を懸念し警戒を強めている。主な手口として「旧紙幣は使えなくなる」とうそを言われ、新紙幣との交換名目でだまし取られる恐れがあり、県警は「旧紙幣が使えなくなることはない」と注意を呼びかけている。 県警生活安全企画課によると、他に想定されるのは「タンス預金をしていると税務調査が入る可能性がある。当社で一時的に預かる」と言われて現金をだまし取られるケース。「国の施策で全国のATMで新紙幣がきちんと使えるか調査している。謝金を支払うからモニターとしてATMの操作に協力を」と言われ、ATMコーナーに誘い出されて操作させられることも考えられるという。 現時点で県内での被害は確認されていないが、同課の蓮覚寺仁次席は「紙幣が変わることでさまざまな手を使った詐欺の被害が起きる可能性がある。不審な連絡があれば警察に相談を」と話している。
福井新聞社