岩手、3試合を残してJ3最下位が確定…JFLへの自動降格が決定的に
いわてグルージャ盛岡の2024明治安田J3リーグ最下位が確定。JFL(日本フットボールリーグ)への自動降格が決定的となった。 岩手は3日に行われたJ3リーグ第35節でツエーゲン金沢と敵地で対戦。先制したものの後半開始早々に追いつかれると、その後も防戦一方となり1-1で引き分けた。5試合未勝利の岩手と、19位Y.S.C.C.横浜の勝ち点差は、残り3試合で「10」。岩手はJFL自動降格圏の最下位から脱出することが不可能となった。 一方のJFLでは、2日に行われた第27節の結果を受け、優勝の可能性が1位栃木シティと2位高知ユナイテッドSCに絞られた。両クラブともに先日、J3リーグへの入会が条件付きで承認されている。最終節における平均入場者数および年間入場料収入の要件を満たすことを条件に、JFL最終順位1位のクラブは岩手と入れ替わり、自動でJリーグ入会が確定する。なお、JFLの優勝クラブと2位クラブがともに入会を承認された場合、2位クラブはJ3リーグの19位クラブとの入れ替え戦に臨む。1位クラブに入会資格がなく2位クラブだけが入会を承認された場合、2位クラブが岩手との入れ替え戦を行うことになる。 栃木Cは第27節沖縄SV戦の入場者数が悪天候の影響もあり「1470人」とやや伸び悩んだ。それでも、ホーム最終戦となる17日の第29節アトレチコ鈴鹿戦で「2095人」以上を記録すれば、平均入場者数2000人以上を達成する。 また、高知は前節終了時点で平均入場者数「2257人」を記録しており、こちらも入会の要件を満たす可能性が高い。ホームゲームは残り2試合。10日の第28節でソニー仙台FC、24日の最終節でクリアソン新宿と対戦する。 2022シーズンはJ2リーグで戦った岩手だが、わずか2年での会員資格喪失の危機。今シーズンは開幕から低迷し、シーズン中に2度の監督交代を行ったものの実らずに最下位が決定。9月末には株式会社いわてアスリートクラブの代表取締役オーナー兼代表取締役社長を務める秋田豊氏が今季限りで退任することも発表しており、新シーズンは新たなクラブ体制で戦うことになる。
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