2024年振り返り 闇バイト 加害者にならないためには 岩手
首都圏を中心に「闇バイト」が絡んだ犯罪が相次いで発生しています。 岩手県内でも関連する事件が起きていないのか、現状や対策についてまとめました。 8月以降、首都圏を中心に相次いで発生した強盗事件。 逮捕された容疑者の大半がSNSで「闇バイト」に応募し、指示役から秘匿性の高い通信アプリに誘導され、身分証の画像や個人情報を送るよう求められてから犯行に加担しています。 岩手県内では9日、一戸町の県立北桜高校で闇バイトをテーマにした特別授業が行われました。 授業では警察官がSNSを使って「簡単・高収入」などという文言で言葉巧みに誘う闇バイトの募集から実行までの手口を紹介し、絶対に応募しないように伝えていました。 (生徒は) 「Xとかで闇バイトの情報が流れてくることもあるので気を付けていきたい」 県民は闇バイトが絡んだ犯罪をどう捉えているのか。 街で反応を聞いてみました。 (高校生は) (Q.募集を見かけたことは?) 「見かけたことは何度かあります。『ホワイト企業』とか『高収入』と書いていた」「無理に誘われて断れず闇バイトをしてしまって警察に捕まっちゃう悪いイメージがある」 (小学生の娘を持つ母親) 「娘がスマホとかで知らずに開いてしまわないか心配」 「不安ではありますけど、こまめにコミュニケーションを取って(防ぎたい)」 (大学生は) 「だまされないようにネットリテラシーをしっかり持つべきだと思う」 (奥村キャスター) 「求人募集を見たことがある人もいて、岩手にも闇バイトの脅威が忍び寄っていると感じますね」 (佐藤記者) 「県警によりますと、県内では10月15日から22日にかけて、工事業者や親族を名乗って紫波町や矢巾町、一関市の住宅を訪れ、家族構成をはじめ個人情報を聞き出そうとする不審な訪問が8件確認されています」 (奥村キャスター) 「首都圏で相次いでいる強盗事件では、事件前に現場周辺で業者を装って住宅を訪ねる不審な人物の目撃情報もありますよね」