馬場典子×大島由香里・40代シングルアナ対談「自分が選んだ道を楽しまないと!」|STORY
この歳でシングルだと、社会の枠の中でどう見られるか?少しプレッシャーは感じていたけれど、40代になって、やっと素の自分を楽しめるようになってきた。馬場典子さん×大島由香里さん、女子アナふたりによる女子トークをお届け! 【写真あり】独身生活を謳歌…♡幸せオーラ全開の馬場典子アナ(49)
40代シングルふたり「ホンネの話」
<右>Noriko Baba 1974年東京生まれ。日本テレビでは局を代表する数々の番組を担当し、’14年よりフリーアナウンサーに。テレビ、ラジオ、インターネット番組、執筆、イベント司会、大学教授など幅広く活動中。 <左>Yukari Oshima 1984年神奈川生まれ。フジテレビ入社後、主に報道番組を担当し、’17年フリーに転身。現在はテレビ、ラジオなど幅広く活躍中。写真集『モノローグ』は4度の重版を記録し、YouTubeチャンネル「大島由香里に乾杯!」も人気。
◇ どの道もすべて、自分が選んだ道だよね 馬場 YouTube観てるよ! 楽しんでいるのが伝わる。 大島 YouTubeを始めた時は少し自棄になっていたのかもしれないです。報道のお堅さに加えて人見知りもあって、近寄りがたいイメージが先行してて。なんとかして自分の殻を破りたいと思っていたんです。 馬場 わかる。私も初対面では怖い人のように思われることも。 大島 でも40代近くになって、そういうものが受け入れられるようになってきたんです。ネガティブが怖くなくなった! やりたいことをやって、万人ウケも狙わなくていいやって。YouTubeで〈こんな人なの?〉って思ってもらえたおかげで、幅も広がったように思います。 馬場 30代を頑張ってきたから言えることだよ、大島さん! 私は会社を辞めたのが40歳の頃。“おのれを知った”という感じ。等身大の自分がやっと受け入れられるようになったのよ。 大島 馬場さんが女子アナ界に残した功績はすごいです。結婚するのが当たり前という価値観の中で生きてましたから、結婚しないという選択肢が頭になかった。周りにどう見られるのかを気にしてましたもん。 馬場 適齢期になった時に「結婚→出産→異動」というルートを目の当たりにしてきて、大好きな仕事が終わるのが怖かったの。今があるのは結果論でしかない…。結婚しなかったことに後悔はない。けれど、子どもを産まなかったことに後悔がないと言ったら嘘になるかなぁ。 大島 別の選択をしたら、どんな人生になっていたか? 考えますよね。私もシングルマザーになったのは結果論ですもん。 馬場 でもマルがつかなきゃバツはつかないし、これまでの人生の中で、2度もそんなに大きな決断をしているのは尊敬する。 大島 自分の選択に全く後悔はないのですが、どの道に進んでも不安はあるのだと思います。不器用なので、すぐに余裕がなくなるし…。私はシングルタスクになりがちだから〈自分の人生を楽しもう!〉って積極的に思わないと、子どものことばかりになっちゃう。だから仕事で“大島”を求めてもらえる時間がありがたいし、最近は仕事が早く終わった時に、子どもを母に任せたまま、ひとりで一杯だけ飲んで帰るんです。それも「ま、いいか」と許せるようになりました。自分に100%戻れる時間があると心に余裕が生まれるんですよね。