馬場典子×大島由香里・40代シングルアナ対談「自分が選んだ道を楽しまないと!」|STORY
◇ 先のことを考えすぎず、今を楽しまないと! 馬場 お母さんだからこそ必要な時間かも。「元子ども」から見ても、楽しそうなお母さんのほうが嬉しい。あとね、ひとりで何も考えない時間も大事だよね。 大島 〈何かしなきゃいけない〉から離れる時間。 馬場 自由でいいと思う。ほら私、法螺貝やってるじゃない?山に登って、気持ちのいい自然の中で立てるのだけど、周りからは「風が…、パワースポットが…」とか言われるけれど、私だけ何も感じないのよ(笑)。 大島 「法螺貝やってるじゃない?」って言う人、なかなかいないけど(笑)。そのマイペースさもアラフォーならではですね。そうありたい。私、先のことを考えると暗黒に陥る時があるんです。教育資金や先々を考えると不安しかなくて…。そんな時、TVの占い番組で、「先のことを考えすぎて今をおろそかにしている」と言われ、ハッとしました。不安な顔してると子どもも不安になっちゃう。「今一緒にいることを大事に」という言葉に〈そのとおりだ〉と! 馬場 案ずるより産むがやすし! 先のことはあまり考えすぎないほうがいいよね。まあ私は自分ひとりだけだからかな、なんとでもなると思っちゃう。 大島 マイナスに考えても、確かにあまりそのとおりになったことはないんですよ。 馬場 お金に関しては、私は老後も自力でやらないといけないから、まだ元気なうちに先送りしておこうと思って、NISAを始めた。いざという時のために遣うお金と、ほったらかしにして大丈夫なお金を別々にして2つの口座を作っておくのもオススメ。 大島 そうですよね。余力があったらそうしたい。先々のお金は心配なのですが、それこそ今が大切だって思って、私は遣うことに決めました。夏休みに母子2人でヨーロッパ3カ国に行ってきたんです。子どもにお金はたくさん残せないけど、そのぶん教育や経験を残してあげたくて…。円安だけど、今しかできないことをしよう! と少しでも休みがあったら子どもを海外に連れて行くことにしました。そのために働いてるくらいです。 馬場 海外いいねー! いい経験。コロナ感染症以来、行きたい場所に行けない悔しさも味わったからね。思った時に行動するって大事。あと、海外だと人がフランクだからか人見知りもしない。人の目も気にならないし、英語は得意ではないけれど、いつか海外に住んでみたいな。 大島 どこででも稼げたら日本にはいないかも…。住所不定の“女・寅さん”に憧れます。理想は子どもも海外に出したくて。そのために子ども自身にも〈海外はいい〉と思ってもらえたら。 馬場 フットワークが軽い人でいたい。歳を重ねると体は不便になってくるけれど、気持ちはどんどん楽になってくる。体調面で日常生活に支障が出てきた時でも、心は自由でいられるか? は課題だけど。