維新次期代表選、馬場代表に続き藤田幹事長も不出馬の意向 役職も「受ける立場にないと自覚している」
日本維新の会幹事長の藤田文武衆院議員が7日、会見を開き、開催が決まった代表選への不出馬の意向を表明した。 前夜、維新の臨時の常任役員会が開かれ、代表選開催が決定。馬場伸幸代表はSNSで不出馬を表明し、新代表を決める選挙となる。17日告示、12月1日に臨時党大会で決定する。 馬場代表、松井代表・馬場共同代表の時代から約3年幹事長を担ってきた藤田氏は「結束したチームでやらせていただいた誇りに思う」と総括した。だが、今回の結果で馬場氏が代表を退く決断をしたことに「私自身悔しい気持ちがもちろんあります」と心残りを吐露。「私の力不足を反省したい」と語った。 馬場氏からは前日の役員会前に不出馬の意向を聞いたという藤田氏だが「選挙前から、議席を減らした場合は自分は退くべきだと言われていた。“(馬場氏が代表を)続けたいのでは”“地位にしがみついている”とか心ない、よく分からないことをいことを言う人もいますが、実はさっぱりしてた」と説明した。 選対本部長も務めた藤田氏は自身の敗戦責任も感じているとし、代表選に「出るつもりはありません」と断言。新体での役職についても「新執行部の考えによるが、現時点で私も一新したほうが適切だと思うし、役職を受ける立場にないと自覚している」と述べた。 新代表については「この局面においては、どなたがなられても非常に難しい舵取りになる。強い気持ちを持って党内をまとめ上げ、各人の能力を最大限に引き出していただける方に名乗りを上げていただきたい。新体制で新企画、良かったところは引き継いで党を強化していく。一致結束できるリーダーが選ばれることを期待したい」と述べた。