どうなる2025年の石破政権? 専門家に聞く「大連立」「衆参同日選挙」「103万円の壁」の雲行き
衆参同日選挙の可能性は?
今年は都議選と参院選があるが、この2つの選挙結果は関連するのか? 「東京都議選は国政選挙の行く末を占う前哨戦のような位置付けとされる。東京という首都の選挙であることから関心高く、報道量も多いためだ。もう一点、東京都議選で注目すべきは石丸伸二氏だ。新党を作って参加するというがどれほどの影響力を持つのか、関心の的だろう」 石破総理は年頭会見で「衆参同日選挙の可能性」に言及していたが、あり得るのか? 西田氏は「可能性としては、ある。過去に80年代に2回行われている。同日選挙をやると、当然各党で候補者が必要になってくる。そして候補者側に立ってみると“当選できる政党”から出たいわけだ。当選できる政党といえばこれまでは自民党だった。データ分析の結果、自民党であるか否かが最も当落に直結した変数だったとわかっている。今は少し状況が違うが、とはいえ、組織能力の強さや候補者を開拓する力では自民党が今でも強い。先の衆議院選挙でも、やはり与野党の間で候補者擁立の数には大きな差があった。そのため、同時にやると野党の方が負担感が高い。自民党は次の選挙で議席を減らすと考えられているが、『どこまで減らすか』という戦いになるのであれば、遠くないうちに総選挙をやらなければいけないことを考えると、同日選挙の可能性はあるだろう」と述べた。 (『ABEMAヒルズ』より)
ABEMA TIMES編集部