すし店のテイクアウトで「ガリ」を大量に持ち帰りました。「ご自由にお持ち帰りください」と書いてあってもマナー違反ですか?
すし店でテイクアウト注文すると、お店によってはガリやしょうゆ・わさびなどを自分で取り、持って帰るというルールになっているケースがあります。これらの多くは「ご自由にお取りください」と記載されています。しかし、「ご自由に」と書いてあることを理由に、大量に持ち帰っても問題ないのかと疑問に思う方もいるかもしれません。 今回の記事では、すし店のテイクアウトで「ガリ」を大量に持ち帰るのはマナー違反なのかについて解説します。
すし店のテイクアウトで「ガリ」を大量に持ち帰るのはマナー違反?
すし店のテイクアウトで「ガリ」を大量に持ち帰るのはマナー違反と考えられるでしょう。仮に「ご自由にお持ち帰りください」と書いてあったとしても、ガリであれば家族1人につき1つまでなど、常識的な範囲内で許容されていると解釈するのが一般的です。 また「1人◯個まで」と書かれている場合であれば、特にマナー違反と判断される可能性が高くなるでしょう。これはすし店のガリだけに限らず、スーパーのポリ袋や割りばし、牛丼店の紅しょうが、コーヒー店のシュガーなど、無料で持ち帰られるものすべてに当てはまると考えられます。 なお、ガリは100グラム当たり100円~300円ほどで市販されています。それほど高いものでもないため、たくさん食べたい場合は購入したほうがよいでしょう。
場合によっては窃盗罪に該当する可能性も
すし店のガリを大量に持ち帰る行為は、場合によっては「窃盗罪」に該当する可能性もあります。 そもそも窃盗とは、簡単に説明すると「他人のものを持ち主の意思に反して窃取すること」です。すし店の場合、ガリの持ち主はそのお店です。そのガリをすし店の想定以上に持ち帰る行為は「持ち主の意思に反している」と判断される可能性があるでしょう。また「1人◯個まで」の注意書きがある場合は、より窃盗罪に該当する可能性が高くなります。 過去にはスーパーで食品保存用の無料サービスの氷を必要以上に持ち帰り、窃盗罪として逮捕された事例もあります。このときは以前から何度も注意を受けていたという背景もあったようですが、ガリの場合とやっている行為は同じなので、ガリの持ち帰りに関しても悪質な場合は罪に問われるかもしれません。