韓国の尹錫悦大統領が12日午前の談話で弾劾の動きなどに立ち向かうとのべたことに与党のなかからも反発の声があがっていて弾劾訴追案が可決する公算が大きくなっています。 韓国・尹大統領 「私を弾劾されても捜査されてもこれに堂々と立ち向かうつもりです」「（戒厳の宣言は）大統領の憲法上の決断であり、統治行為がどうやったら内乱になるのでしょうか？」「私は最後の瞬間まで国民の皆様と共に戦います」 尹大統領は談話で戒厳について「戒厳の宣言は統治行為だ」と正当化しました。 その上で、「弾劾でも捜査でも堂々と立ち向かう」と述べ、野党による弾劾などの動きに徹底的に争う姿勢を示しました。 こうした中、野党は14日にも2回目の弾劾訴追案の採決を行うことを目指しています。 焦点となるのは与党から造反議員がでるかどうかですが、12日の談話を受け、与党代表は「事実上、内乱を自白する内容だった」として、弾劾に賛成する意向を示しました。 与党から8人の造反が出れば可決されますが、すでに7人が賛成を投じる方針を明らかにし、弾劾案は可決される公算が大きくなってきています。