強豪校から転入した我孫子二階堂の二刀流の夏が終わる。先制2ラン&最速145キロマークも逆転サヨナラ負け
我孫子二階堂の二刀流・神谷 虎之介投手(2年)の夏が終わった。2番センターでスタメン出場した神谷は1回表、第1打席の初球を振り抜いて、レフトへ豪快な2ランを放ち先制。これが高校通算38本目の本塁打となった。第3打席でも中前安打を放ち、4打数2安打1四球の活躍。投手としては3回裏、二死から登板し、三振を奪う立ち上がり。その後は常時140キロ~145キロの速球、120キロ後半のカットボール、フォークを操りながら強打の千葉敬愛打線を抑えた。しかし8回裏に2点を失い、9回裏に3点を取られ、サヨナラ負けとなった。 【一覧】我孫子二階堂vs千葉敬愛 イニングスコア 東京の名門・二松学舎大附に入学し、1年春の関東大会ではスタメン出場。さらに1年秋にもスタメン出場するなど、順調に経験を重ねていたが、12月頃に退学。昨年4月に我孫子二階堂に再入学した。ここまでの2年間について「とても楽しくやることができた」と涙をこらえながら振り返った。 学年は2年だが、年齢は2006年生まれと現在の高校3年生と同じで、この夏が最後の大会となる。今後の進路については未定だが、「プロを目指すのは変わりない。後輩の練習も手伝いながら、クラブチームなどプレーできる環境を探していきたい」と語った。