こっちのけんと 涙のレコ大最優秀新人賞「生きていてよかったです」 双極性障害で会社員やめ2年で
◇第66回日本レコード大賞 「第66回日本レコード大賞」(主催日本作曲家協会)の最終審査会が30日、東京・初台の新国立劇場で行われ、ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の「ライラック」が大賞に輝いた。2年連続受賞は2017、18年の乃木坂46以来9組目で、バンドとしては史上初の連覇。最優秀新人賞はマルチクリエーターとして活躍するこっちのけんと(28)が受賞した。 【写真あり】菅田将暉の弟でアーチスト「こっちのけんと」が結婚報告 妻と肩組み2ショットで「ご報告」 最優秀新人賞に輝いたこっちのけんとは「本当に頑張った1年間だったので、そのご褒美として本当にこれ以上ない大きなものを頂きました。本当にありがとうございます!」と大喜び。目を潤ませながらも、笑顔がはじけた。 今年5月に配信リリースした「はいよろこんで」はSNSを中心に大ヒット。何でも安請け合いして自分を犠牲にしていることに嫌気が差したことを歌った詞と、サビの「ギリギリダンス」のフレーズに合わせたダンスが若者に大流行した。 双極性障害(そううつ病)を発症し2020年に会社員をやめ、22年に音楽活動を本格化させてから2年。受賞後のパフォーマンス中に、「本当にありがとうございます」「生きていてよかったです」などと、何度も感謝を口にした。