広島アジア大会30年、当時を語るグッズ一堂に 広島市安佐南区の植木さん収集、24日から公開
1994年の広島アジア大会から30年。メイン会場のあった広島市安佐南区に住む植木唯男さん(75)が、収集してきた大会の関連グッズを24日から地元のダイハツ広島販売西風新都店で展示する。「年をとって、そろそろ整理したいと考えている。最後に皆さんに見てほしい」と来場を呼びかけている。 植木さんは当時県教委職員で、大会組織委員会メンバーだった。大会への思い入れは強く、給料をつぎ込んで買い集めたグッズは「段ボール10箱分以上」と笑う。ポスター、マスコットの「ポッポ」と「クック」が描かれたタオルやTシャツのほか、競技会場の運営マニュアルなどレアなものもある。 展示会では、植木さんの呼びかけで集まった地元の子ども7人が来場者に説明などをする。伴南小4年河田優希さん(10)は「こんな大きな大会があったと知った時は驚いた。お客さんに分かりやすく説明したい」と張り切る。植木さんは「子どもたちにも当時の大会を知ってスポーツに興味を持ってほしい」と話している。 9月1日まで、土日曜の午前11時~4時に開き、計約100点を前期と後期で入れ替えて並べる。入場無料。子どもによる案内は各日午後1~3時にある。
中国新聞社