83歳のドリー・ファンクJr.が最初で最後の電流爆破デスマッチ!弟のテリー・ファンクさんに捧げる「フォーエバー!」
ドリーが矢口にスピニング・トー・ホールドを決めると場内からは大歓声。そのまま試合が終わるかと思われたが、ドリーは西村を呼んでバトンタッチ。ドリーの粋なはからいによって師弟競演が実現し、最後は西村のスピニング・トー・ホールドで矢口がギブアップ。 試合後、マイクを取ったドリーは「センキュー、ブラザー。センキュー、ファーザー。サンキュー、マイワイフ。サンキュー、オールジャパンプロレスリング!ジャパニーズファン、アリガトウゴザイマシタ!」と感謝の言葉を熱く叫ぶ。 そして「ネバー・クイット!フォーエバー!」を連呼し、愛弟子の西村には「ガンバッテクダサイ!」とエールを贈った。
大会終了後、初めての電流爆破戦の感想を問われたドリーは「爆破の勢いよりも、レスラーの勢いのほうが強く感じた。私にとって爆破というものはあまり重要な要素ではない。相手あってのプロレスなのだから。日本には素晴らしいレスラーがたくさんいる。電流爆破というものはそれを構成する要素の1つに過ぎないのだから、私にとって電流爆破だからといって特別なものではない」と淡々と語る。 そして「5年ぶりの来日になってしまったが、日本という国は私にとっては特別な場所だ。友達も多いし、素晴らしい選手もたくさんいる。こんな素晴らしい国は無い。スバラシイ!スバラシイ!」と笑顔で語り、「日本のファンの皆さん、長い間応援してくれてありがとうございました。日本のファンの前で最後に闘えたことを私は誇りに思います。ドリー・ファンク・シニアから始まったファンクス一家の歴史は日本のファンに支えられてきた。私達は日本のファンが大好きです」と熱い気持ちを吐露。 テリーさんの言葉である「フォーエバー!」を叫んだときの気持ちを問われると、「未だに愛しい弟が亡くなったことが信じられない。テリーの思いも背負って『フォーエバー』と口にした。兄弟で全く違うファイトスタイルだった。私は純粋なレスリングを求め、テリーはケンカファイトを求めた。プロフェッショナル・レスリングというものは奥深いものだ。様々な形があっていいものなんだ」と熱弁した。
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