仲野太賀、難役の小池栄子に「ミスがない」と絶賛 主題歌はサザン書き下ろしの新曲に
フジテレビ水10ドラマ『新宿野戦病院』制作発表会見が6月26日、新宿歌舞伎町タワーにて開催され、ダブル主演を務める小池栄子、仲野太賀、共演者の濱田岳、生瀬勝久、柄本明が登壇した。 【写真】笑顔が溢れる仲野太賀【ほか会見写真多数】 本作は、脚本家・宮藤官九郎のオリジナルストーリー。新宿・歌舞伎町に佇む病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民など、さまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交差する姿を描いた救急医療エンターテインメント。 アメリカ国籍の元軍医ヨウコ・ニシ・フリーマンを演じる小池。劇中では岡山弁に英語、さらには手術シーンもあるという難役だが「お話をいただいたときから、ハードルが高い役だなと思っていたのですが、だんだん英語を喋るのが楽しくなってきました。宮藤さんの脚本のセリフの面白さはピカ一で、ぶっ飛んだキャラクターが多いのですが、違和感が全くないです」とアピールすると「でも英語も岡山弁も温かく見守っていただければ」とメッセージを送る。 そんな小池に、美容皮膚科医・高峰享を演じる仲野は「僕も俳優をやっているので、小池さんの役がどれだけ大変か分かります」と語ると「ものすごい集中力でお芝居をされていて、ほとんどミスがないんです」と小池のすごさを絶賛。小池は「そんなことないよ。テンパっている姿見せているよ」と照れくさそうに語るが、仲野は「ワンテイクで撮るリズミカルな現場なのですが、しっかり照準を合わせて、かなりの打率で成功するんです」と脱帽していた。 仲野が演じる享は、チャラチャラしたキャラクター。仲野は「自分でも思ってもいないぐらい、伸び伸びやれています。自分のなかにあるチャラさが出ていると思います」と笑うと「宮藤さんが描くキャラクターなので、ヨウコや歌舞伎町な個性的な面々と出会うことで、成長していく姿をしっかりと表現出来たら思います」と意気込みを語っていた。 またこの日は、ドラマの主題歌にサザンオールスターズが書き下ろした新曲「恋のブギウギナイト」が起用されることも発表された。桑田佳祐から「素敵なドラマの主題歌を担当することになり、ありがとうございます。サザンがフジテレビのドラマの主題歌を務めるのは20年ぶり。ちょっぴり切なくもノリノリなダンスナンバーになっています。世界中から注目を集める歌舞伎町にピッタリな曲ではないかと思います」と音声コメントを寄せると、続いて主演を務める小池と仲野の俳優としての素晴らしさを称賛する。 音声を聞いた小池は「改めて頑張らないといけないという気持ちにさせられました。21年ぐらい前に『涙の海で抱かれたい ~SEA OF LOVE~』のミュージックビデオに真っ赤な水着で出演させていただいたご縁があるのですが、めっちゃ嬉しいです」と感激に涙ぐむと、仲野も「桑田さんに名前を読んでもらえただけでも嬉しいのに、素敵なメッセージまでいただけて……この曲に恥じないようにドラマも盛り上げていきたいです」と気を引き締めていた。 最後に小池は「ついに始まります。実際にある街を舞台にすることに意義があると思います」と、この日フォトセッションに参加した歌舞伎町のキャバクラ嬢たちなど、いまのリアルな物語であることを強調すると「病院にやってくる患者さんたちも主役の物語。新感覚なドラマをぜひお楽しみに」と見どころを語っていた。
磯部正和