「帰ってきたあぶない刑事」公開!! 「西部警察」にも帰ってきてほしい!!! 今振り返る舘ひろしと劇中のバイクたち
時々活躍するスズキのバイクは、あぶ刑事の定番シーンに
1984年に西部警察パートⅢが終わると、1985年に「ただいま絶好調!」というドラマの売れないバントマン役を経て、1986年「あぶない刑事」がスタートする。あぶない刑事で舘氏が演じるのが「ダンディー鷹山」こと鷹山“タカ”敏樹である。このドラマで相棒となったのは柴田恭兵氏が演じる「セクシー大下」こと大下“ユージ”勇次で、愛車はシャンパンゴールドの日産レパードであった。このレパードは基本的にユージが運転しタカは一切運転しないのだが、これは当時舘氏が他メーカーの車のCMに出演していたからだと言われている。しかし、タカが度々バイクをそのへんの一般人から借りて(奪って?)犯人を追跡するというシーンがあり、GSX-R1100/750やGSX750Eなどスズキ製が使われていた。「あぶない刑事」シリーズのバイクアクションの中で、最も印象に残っているのが、映画第1作目の「あぶない刑事」でGSX750Eに乗ったタカがダンプカーへと乗り移るシーンだ。このシーンは舘氏自身がスタント無しで演じており、万が一ケガをしても撮影に支障が出ないように撮影の最終日に撮影されたと舘氏は語っている。
ハーレー+ショットガン、それはタカのアイデンティティとなった
それ以降もタカがバイクに乗るシーンは必ずあるのだが、テレビドラマの第2期となる「もっとあぶない刑事」では、カワサキのGPZ750Rに乗るシーンが登場するなどバイクの「スズキ縛り」は見られなくなった。「もっとあぶない刑事」に先駆けて公開された映画2作目となる「またまたあぶない刑事」ではハーレーに跨ったままショットガンを撃つシーンが初めて登場。それ以降定番となったこのシーンは、舘氏自らがノーヘル両手放しで演じている。今回の「帰ってきたあぶない刑事」のトレーラーでもハーレーに跨ってショットガンを撃つシーンがあり、ムビチケオンラインの前売りチケットの特典では、そのシーンがアクリルスタンド化されている。ちなみに今回乗っているのは、黒いハーレーダビッドソン ダイナワイドグライドのようだ。