台風10号の影響 トヨタ東日本大衡工場30日までライン停止 漁業者から不安の声 空の便が欠航
khb東日本放送
台風10号の影響を踏まえ、トヨタ自動車東日本の宮城大衡工場では生産ラインの稼働停止を30日まで継続します。型式指定の不正問題で出荷が停止していた3車種の生産再開にも影響を与える可能性があります。
トヨタ自動車は、台風10号の影響で国内全工場の稼働停止を30日まで継続することを決めました。 トヨタ自動車東日本の宮城大衡工場でも台風による部品の輸送への影響を踏まえて、29日午前まで工場の稼働を停止していましたが30日まで稼働停止を継続することになりました。 宮城大衡工場では、9月2日から型式指定の不正問題で6月から出荷を停止していた3車種の生産再開を予定していましたが、こちらにも影響が出る可能性があります。 トヨタ自動車東日本は、週明け以降の稼働について30日に判断する予定です。 台風10号は予想進路が大きく変わり、今後の動きも定まっていません。漁業者からは不安の声が聞かれました。 宮城県の気仙沼港には29日朝、次々と漁船が入港しカツオなどを水揚げしました。 進路予想が難しい状況が続く台風10号に、漁業者からは不安の声が聞かれました。 「出港はしばらく休み、休憩やな台風で」「予想が立たないので、早めに警戒しておいたほうが安心できる」「漁場は気になるが、これだけ遅いと日によって時間が変わったりコースも変わったりで困ります」 交通機関にも影響が出ています。仙台空港では午後4時時点で福岡などを結ぶ計11便の欠航が決まっています。台風による欠航は、30日以降も続く見込みです。 東北新幹線は今のところ通常通りの運行を予定していますが、今後の台風の進路などで影響が出る場合はホームページなどでお知らせするとしています。
khb東日本放送