大学スマホサイトのユーザビリティ、史上初の「100点満点」をとった大学は?【日経BPコンサルティング調べ】
日経BPコンサルティングは、大学のスマートフォン・サイトを使いやすさの観点から評価する「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査 2024-2025」を実施した。本調査は、今回が10回目となる。
大学のスマホサイト、1位は「東京工芸大学」
総合ランキング1位は、調査が始まって以来初となる100点満点のスコアを獲得した「東京工芸大学」。難関項目「トップページの表示速度」について改善に取り組み、見事クリアした。2位は北海学園大学、3位は工学院大学と続き、トップ3の顔ぶれは前回と同じだった。
新たにトップ20入りした大学は、19位の「大阪電気通信大学」と20位の「城西国際大学」。また、順位の上昇幅が最も大きかったのは「千葉大学」で、情報にアクセスしやすいシンプルなデザインにサイトをリニューアルし、前回の243位から35位へと大きく評価を上げた。
調査概要
・【調査対象】スマホ・サイトを提供している国立大学、公立大学、私立大学のうち、学部学生数の多い大学(国公立大学で2,000人以上、私立大学で3,000人以上)。これに一部大学を含め、トータルで265サイトとした。内訳は国立大学64校、公立大学18校、私立大学183校。医科大学や薬科大学などの単科大学は除いた。 ・【調査方法】米Googleの提唱するガイドラインなどを参考に、日経BPコンサルティングが独自に診断シートを作成、このシートに従い調査員が実際にWebサイトを閲覧しながらチェックした。合計100点となるように配点。 ・【調査時期】2024年6月上旬~9月上旬
総合スコアの算出方法:8つの審査カテゴリー
1. 通信への配慮:表示は速いか、通信量は多くないか確認するカテゴリー 2. 見やすさ : 文字の大きさ、表や画像の見やすさなどを評価するカテゴリー 3. 操作のしやすさ : タップ領域やスクロールのしやすさを評価するカテゴリー 4. トップページ・ユーザビリティ : トップページのナビゲーション機能を評価するカテゴリー 5. サイト・ユーザビリティ : サイト内を巡るときのサポート機能を評価するカテゴリー 6. メインコンテンツへのアクセス : 主要コンテンツの有無とアクセスのしやすさを評価するカテゴリー 7. サイト内検索 : 検索の精度を評価するカテゴリー 8. インタラクティブ : 交通アクセスや問い合わせ案内を評価するカテゴリー