昇進に悩む女性。女性係長の平均給与は33万円、中間管理職の平均的な年収事情とは?
国による女性の活躍推進
男女間の賃金格差や女性の管理職が少ないなどの現状より、2019年5月29日は女性活躍推進法(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律)を改正し、次の施策などにより社会での女性の活躍を推進しています。 ・企業に一般事業主行動計画の策定・届出・情報公表を義務付け(※) ・企業に女性活躍に関する情報の公表を義務付け(※) ・「えるぼし」「プラチナえるぼし」の認定制度(女性活躍推進に関する状況が優良な事業主を認定し公表する制度) ※2022年4月1日以降は「常時雇用する労働者が101人以上」の企業が対象。
まとめにかえて
女性係長の平均給与は33万円5900円で一般社員より7万5600円高いですが、男性と比較すると4万6400円も低いのが現状です。 男女間の賃金格差は役職が高くなるほど拡大します。 女性が中間管理職になると「仕事と家庭の両立が大変」などのデメリットがありますが、収入がアップする以外に仕事の達成感が得られたりキャリア形成ができたりするなどのメリットもあります。 メリットやデメリットを考慮して、自身のキャリアプランを考えてみましょう。
参考資料
・厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」 ・厚生労働省「令和4年度雇用均等基本調査」 ・厚生労働省「女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)」
西岡 秀泰