レギュラーツアー出場を懸けた戦いも決着目前。国内女子「ファイナルQT」3日目の模様をプロが現地レポート
続いて今季レギュラーツアーに参戦しながらも惜しくもシード権を逃した工藤遥加、宮田成華、菅楓華、濱田茉優、宮澤美咲、金田久美子、小滝水音、政田夢乃選手らも多く出場しています。ファイナルQT出場者はステップ・アップ・ツアーへの出場権は得るものの、来季もレギュラーツアーの舞台で戦うべくファイナルQTに挑んでいます。 首位には7アンダー永井花奈選手、風の中ベストスコアの3アンダーでプレーし、順位を上げて来た小滝水音は4アンダー4位タイ、イーブンパー14位のタイに藤田かれん、1オーバー17位タイに山路晶、泉田琴菜、政田夢乃、宮田成華、2オーバー29位タイに菅楓華選手と続きます。 ラウンド後に菅楓華選手に話しを聞くと、「ボギー後の気持ちの切り替え方だったり、ずるずるいかないようにスウィングも試合中ですけど、しっかり色々試したり。いい流れに持っていくためにはどうすればいいかっていうのを考えるようになりました」と風の強いコンディションの中でレギュラーツアーでの経験を生かしながらのラウンドだったと話します。明日はレギュラーツアー出場をかけた最終ラウンドとなります。 最後に日米のQTを受ける吉田優利選手は1アンダー10位タイで終えています。残念ながら米女子ツアーを102位で終え、準シードも逃したことでQシリーズを再受験しますが、国内ツアーのシード権も失っているので23年に国内メジャーの「サロンパスカップ」を制した複数年シード権を行使せずに国内のQTを終えたらすぐに渡米し、米女子ツアーのQシリーズを受けるという、忙しい身となっています。 リーダーボードを見ると目安となる3オーバー32位タイが16名と混戦の展開。最終成績によってQTランクを付与しなければならないため、同スコアで順位がタイの場合は、最終日のスコア、3日目のスコアとさかのぼって順位を決めることになっています。 最終日にレギュラーツアーへの切符を手にするルーキーは何名生まれるのか、明日も現地からのレポートをお届けします。 写真/岡沢裕行
プロゴルファー・中村修