「声援が後押しになった」 ベテラン町田が地元の北海道で存在感 バスケ女子が豪州破る
バスケットボール女子の国際強化試合が20日、札幌市の北海きたえーるで行われ、世界ランキング9位の日本が3位のオーストラリアを96―85で破った。 強豪オーストラリアとの一戦で、第1クオーター途中から出場したベテランの町田(富士通)は万雷の拍手で送り出された。地元北海道での代表戦。チームトップの6アシストで存在感を発揮し「たくさんの人からの声援が後押しになった」と笑顔を見せた。 素早いパス回しで勢いに乗せた。相手守備を揺さぶり馬瓜エらの3点シュートを引き出し、試合を通じて3点シュート20本が飛び出す流れを作った。前半終了間際には自らも3点シュートを決めた。「ラッキーシュート」と笑ったが、ブザーが鳴り響く中、シュートはリングに収まった。 東京五輪銀メダルの立役者。だが現在の恩塚監督体制下では、けがの影響などもあって主要大会から遠ざかっていた。「自分の感覚と恩塚さんのバスケットが徐々にあってきていると思うが、迷う部分や判断ミスもある」。金メダルを目指す恩塚体制へのフィットを急ぐ。(石原颯)